輸入住宅の改修工事や特徴について紹介!

山の中に佇む素敵な写真スタジオの改修工事の依頼をいただきました。

総レンガ張りの外壁が特徴の輸入住宅です。



30年近くメンテナンスをしておらず、建物全体に痛みが出ている状態でした。

中でも壁内部の腐敗が深刻な状態で、建物自体の安全性にも関わってくる問題でしたので、より慎重な施工をした部分でもあります。




日本の在来工法では建物は柱で強度を持たせますが、2×4や2×6工法では壁で強度を持たせています。

この建物は2×6(ツーバイシックス)工法なので、壁で強度を持たせるタイプです。

お施主様の希望は、外壁のレンガは気に入っているのでそのまま手を付けずに置きたいとのことです。

外壁をそのまま残すため、建物の内側から壁内部の状態を確認しました。

だいぶ腐敗が進んでおり柱及びべニアの一部欠損しておりました。




腐敗が激しかった為、補強が必要になります。

そこで、ジャッキアップを行い柱を追加いたしました。




また防水の劣化も目立っておりました。




コーキングが切れて口が開いてしまっているところもありました。

これでは雨水がそのまま侵入してしまいます。

内部のクロスは雨漏りによるシミができ、クロスを剥がすと下地のボードにもカビが発生している状態です。




こちらはボード及びクロスの張替にて対応。




写真スタジオということでお施主様もクロスには大変こだわりました。

建物全体をスタジオとして使用するため、壁紙がスクリーン代わりになるように輸入物の紙のクロスを選択されました。







右の壁はビニールクロス、左の壁は輸入物の紙のクロスです。

光の反射加減が全く違います。

玄関ホールには『モダンデザインの父』と呼ばれるイギリス人デザイナー、ウィリアム・モリスの「The Brook」を選択されました。

材料が高価な為、より慎重に施工します。





軒天、破風板、樋等の塗装をし、屋根は遮熱塗料で塗装しました。




外壁はレンガ張りの為、撥水剤を塗布しました。




施工後は水を寄せ付けません。

スタッフもお客様も安心して撮影に臨めるスタジオに生まれ変わりました。

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